築年数が経過した住宅では丸い握り玉タイプのドアノブが使われていることが多いですが、握力が弱くなった高齢者や小さなお子様でも楽に開閉できるレバーハンドルタイプへの交換は、生活の質を劇的に向上させるリフォームとして非常に人気があります。この交換作業を行う際の付け方のポイントは、既存の握り玉と全く同じ取り付け穴を利用できる「取替用レバーハンドル錠」を選ぶことであり、これさえ間違えなければ、新たにドリルで穴を開けたりノミでドアを削ったりといった高度な加工技術は一切不要です。具体的な手順としては、まず古い握り玉を取り外しますが、室内側のノブの根元にある小さな穴にキリなどを差し込んでロックを解除して引き抜くタイプや、プライヤーで根元のリングを回して外すタイプなどがありますので、構造をよく観察して分解していきます。古いラッチも引き抜いたら、新しいレバーハンドル用のラッチを挿入しますが、レバーハンドルは握り玉に比べてテコの原理で大きな力が加わるため、ラッチを固定するネジ穴が緩んでいる場合は、爪楊枝を穴に詰めて補強するなどの下処理をしておくと耐久性が増します。本体を取り付ける際は、レバーが水平になるように位置を合わせることが重要で、少しでも傾いていると見た目が悪いだけでなく、ラッチの戻りが悪くなる原因にもなりますので、水平器がない場合はドアのラインと平行になるように慎重に目視確認しながら固定してください。また、レバーハンドルには「右勝手」と「左勝手」といって、ドアの開き勝手によってハンドルの向きが決まっているものや、現場で向きを変更できるものがありますので、購入前と取り付け前に必ず確認し、自分の家のドアに合った正しい向きで取り付けることが、快適な使い心地を得るための絶対条件となります。