久しぶりの海外旅行や出張のためにクローゼットからスーツケースを取り出し、荷物を詰め込んでいざ出発しようとしたら、ダイヤルロックの番号をすっかり忘れてしまっていて鍵がかかっている状態から動かず、中身を取り出すことも入れることもできないという絶望的な状況は、旅行前の高揚感を一気に冷めさせる最悪のトラブルの一つです。しかし、ここで焦ってジッパーを壊したり鍵穴をこじ開けたりしてしまうと、高価なスーツケースがゴミになってしまいますので、まずは冷静になって「000」から「999」までの全通りを試すという地道な作業(総当たり攻撃)を行うことをお勧めします。3桁のダイヤルであれば1000通りしかありませんので、1つ試すのに1秒かかったとしても1000秒、つまり約16分程度ですべての組み合わせを試すことができ、意外と早く正解にたどり着ける可能性が高い最も確実でコストのかからない方法なのです。もし出発まで時間がなく15分も惜しいという場合は、「リセットライン」を探すという裏技があり、ダイヤルの隙間から懐中電灯などの強い光を当てながら数字を回していくと、ある特定の数字の時だけ内部の軸に切り欠き(窪み)や平らな面が見えることがあり、全ての桁でその印を揃えた状態で、あるいはそこから一定の数字だけずらした位置が正解の番号になっていることが多いです。TSAロックなどの鍵穴が付いているタイプで、鍵自体を紛失してしまっている場合は、空港のリペアサービスや鍵屋さんに持ち込めば数分で開けてもらえることもありますが、有料となりますし移動の手間もかかります。どうしても開かない、そして時間もないという緊急時の最終手段としては、ボールペン一本でジッパーの噛み合わせ部分を突き刺して強制的に開けるという荒技もありますが、これはジッパーを破損させるリスクが高く、閉めることができなくなる可能性もあるため、あくまで旅先での緊急避難的な措置として覚えておく程度に留め、基本的には余裕を持って準備し、暗証番号はスマホにメモしておくなどの予防策を講じておくことが、快適な旅のスタートを切るためのパスポートと言えるでしょう。